 シーガルズ初の入団テスト 小学生から社会人17人 岡山シーガルズの選手も入った試合形式のテストで懸命のプレーを見せる参加者(ゼッケン姿)=和気町体育館 バレーボールV・プレミアリーグ女子の岡山シーガルズは14日、初のトライアウト(入団テスト)を岡山県和気町体育館で行った。トップリーグで戦う夢を追う選手ら小学生から社会人まで県内外の17人が熱の入ったプレーでアピールした。
埋もれた人材を発掘するのが狙い。バレーボール界はスカウト活動で有望な中学、高校生を勧誘するケースがほとんどで、広く門戸を開く試みは女子のトップチームでは例がないという。
河本昭義監督やコーチ陣が参加者のスパイク、レシーブなどの基本プレーを見て、ボールへの反応などをチェック。シーガルズの選手も交じった試合形式のテストでは、実戦的なテクニックや状況判断力などを調べた。
参加者は真剣な表情でボールを追った。神戸市の小学校職員(23)は「頂点を目指して日々練習し、戦うことが魅力。チームの雰囲気も良く、ぜひ入りたい」と話し、高校時代にインターハイなどの出場経験がある岡山市の養護学校講師(25)は「トップリーグを体感できて楽しかった」と力を出し切った様子だった。
結果は後日、本人に知らせるが、河本監督は「即戦力となる選手や将来性を感じさせる選手もいた」と初のトライアウトに手応えを感じた様子。今後も年2、3回実施する構想で、小中学生のためにジュニアチームをつくることも検討するという。 |
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