 養護講師がVリーガーに 川崎さん(岡山)、シーガルズ合格 岡山シーガルズに入団が決まった川崎右芙子さん=山陽ふれあい公園体育館 バレーボールV・プレミアリーグ女子の岡山シーガルズに、岡山南養護学校(岡山市内尾)講師の川崎右芙子(ゆふこ)さん(25)の入団が決まった。10月にチームが初めて行ったトライアウト(入団テスト)からの採用第1号。講師との両立を目指す異色の“先生Vリーガー”誕生だ。
川崎さんは岡山市出身のセッター。強豪の岡山東商高出身の父正志さん(54)の影響で小学4年からバレーを始め、就実中、就実高と名門を歩んだ。中学時代は県選抜入りし、現在日本代表の荒木絵里香選手(倉敷北中出、東レ)らとプレー。高校時代は主将としてインターハイなどで活躍した。
岡山県立大短期大学部卒業後は競技から離れていたが「バレーがとにかく大好き。もう一度始めたらどんなプレーができるのだろう」とトライアウトを受験。約5年のブランクがあったが「落ち着いてプレーでき、アタッカーに安心感を与えられる。手首が柔らかくトスの質も良い」と河本昭義監督の目に留まった。
川崎さんは11月中旬から学校勤務を終えた後、練習に参加。シーガルズが企業に所属しない同リーグ唯一のクラブチームのため実現した環境の下、「河本監督の指導のすべてが新鮮。バレーの楽しさを思い出した」とレベルアップに励んでいる。
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